草木染工房 瓶屋 について
当店は自前の染料畑で育てた紅花や藍、藤袴などを使い、山形県産の松ヶ岡シルクや手漉きの月山和紙、 麻の商品など染め、スカーフ、ショール、反物をはじめ暖簾や和紙のオブジェなど製作しております。
店から徒歩10分ほどの数か所に染料畑があり、紅花や日本茜、藍、キハダ、などの染料植物は全て自前の畑で育てた物を使用しております。染料畑は除草剤などの農薬は使用せず育てています。美しい山形の自然から色を頂き、染料として使用した草木も 畑の肥料として土に還すやり方を続けております。
瓶屋の名前については、当店のある山形市平清水は古くから陶芸の里として知られ、当店も明治のころまでは窯元として営業しておりました。その頃から使われている屋号の「瓶屋」を店名に使用しております。
紅花染めについて
当店では毎年、約100坪の畑に紅花を栽培し、昔ながらの「紅餅」を作り染めております。助剤として使用する灰汁は藁を燃やした「藁灰」、酸としては梅の実を燻製してつくる「烏梅うばい」を自分達で作り使用しております。
藍染について
当店では二種類の藍を栽培し、収穫した生の藍の葉を使用して染める「生葉染」と収穫した藍の葉で沈澱藍を使い「発酵建て」を行っております。発酵建ての際も危険な還元剤などの薬品は使わず、人が口にしたとしても安全な物を使い微生物の力を使って染めております。
繭玉の正月飾りについて
当店では蔵王の畑で桑の木を育て、その桑の葉を使い毎年養蚕を行っております。その繭を紅花やキハダなどの様々な染料で染め、染料畑で育てた柳の枝と組み合わせ正月飾りを製作しております。
染料畑について
染料畑はメインとなる第一染料畑の他、キハダのみを植えている山や、日本茜を育てている畑など数か所あり、第一染料畑は藍の生葉染のカルチャー教室やティーパーティーなどの各種イベントなどを行っています。一般の方への開放は行っておりませんが、スカーフなどをお買い上げのお客様をお買い上げ頂いた商品の染料植物の説明として御案内しております。(混雑・悪天候時を除く)
当店のホームページでは、商品の説明の他、季節季節の染料畑の様子や日々の作業などをブログ形式で発信しております。
https://kameya-co.jp/
ホームページも是非、ご覧ください。